1983 シャトー ラフィット ロトチルド　ポイヤック特級 【375ml】

ボルドーの王冠的存在のこのシャトーの畑は1355年に開墾され、ラフィット（丘の意）と呼ばれた。所有者は度々入れ替わったが、17世紀よりセギュール家が1783年の破産まで城主となった。ルイ15世時代にはポンパドール夫人が晩餐会に愛飲し、イギリスの首相ウォルブールは3ヶ月1樽（300本）も飲んだことで世界的に知れ渡った。
1968年、パリの銀行財閥ジャム・ド・ロトチルドが破格値で競売入手。90haの広大な丘に広がる畑だが、1haについての収穫量は厳しく抑制。20hlとACポイヤックの半分。新樽のみ28ヶ月の長年熟成。高貴に溶けるようなタンニン。カシスにスパイス香味が微妙複雑で間違いなく偉大。

【美味しい飲み方】
大樽型グラス、抜栓3時間。20℃。

【合う料理】
牛ロースの炭焼（塩胡椒のみ）
子羊の方形肉の芥子塗り焼
鹿背肉のステーキ･マデラソース